皆さんこんにちは!
ごきげんブログです。
だんだんと暖かくなってきて、人間も野菜も生活しやすい季節になってきましたね!
大根は栄養価も豊富で葉も食べられる余すところが無い野菜として家庭菜園でも人気ですよね!
今回は春に播くのに最適な大根の作り方を紹介したいと思います。
はじめに準備するべきものは以下の通りです。
- 種(必須)
- 肥料(必須※)
- マルチ(必須)
- 農薬(必須※)
必須※は有機栽培やオーガニック栽培の方は調整してください。

1.種
まずは、種選びからです。
選び方のポイントは、味・色・長さ・大根の形・葉の長さです。
色や長さはパッケージを見れば分かりますが、大根の形と葉の長さは、よく確認しないと収穫に際にイメージと異なるものになるため、よく確認しましょう。
種パッケージの裏に地域別最適種まき時期が記載されているので、ご自身が栽培される地域に適した時期に種まきしてください。
こちらは一般的な青首大根で、味・色・長さ・大根の形・葉の長さはスーパーで販売しているものをイメージしてもらえれば分かりやすいと思います。
4月に種まきをすれば、6月に収穫できます。
こちらは、短い青首大根です。
収穫時は約25cm程度ですので、普通の大根に比べて軽く、高齢者や女性で簡単に運搬ができますよ。
青首大根と同様で4月に種まきをすれば、6月に収穫できます。
こちらは赤く短い大根です。サラダや漬物に最適で、料理の色合いにも使えます。
アントシアンで赤く色づいているので、寒さが続くとより赤くなって綺麗ですよ。
これも青首大根と同様に4月に種まきをすれば6月に収穫できます。
こちらは辛味大根です。
名前の通り辛い大根ですが、さっぱりした辛さなので真夏に蕎麦のつゆに入れると、非常に美味しく食べられますよ。
上記3点と同様に4月に種まきをすれば6月に収穫できます。
2.肥料
続いては肥料です。
準備する肥料は、石灰・堆肥・化成肥料です。
肥料を投入する前に、大根は地中で大きく育ちますので、スコップや鍬を使い、30cm以上掘って土壌を柔らかくしましょう。
土壌が固いと、まっすぐ生育せずに、曲がりや短いなど綺麗に生育しません。
まずは石灰を投入します。
雨が多いと酸性になりやすい土壌を石灰を使って中和し酸度を調整するために使用します。
投入後は畑で均等になるように、しっかりと土と混ぜ合わせましょう。
偏りがあると、生育に影響が出てしまいます。
また、石灰投入後は土壌に馴染ませるために1週間から2週間放置してください。
なぜなら、石灰は水に触れる熱を発するため、発芽に悪い影響がでるからです。
また、石灰と堆肥や肥料を同時に投入することは危険ですので、必ず2週間以上間隔をあけて別々に投入するようにしてください。
石灰と堆肥や肥料が混ざるとアンモニアガスが発生する恐れがあります。
アンモニアガスを吸ってしまうと、人体に多大なる損傷を引き起こす可能性がありますので、十分注意してください。
粉状より粒状の方が使用しやすいので、粒状苦土石灰のリンクを載せますね!
次に堆肥と投入します。
堆肥には大根栽培に必要なホウ素が含まれているので、必ず使用するようにしましょう。
ホウ素が欠乏すると、変形や中が空洞になったり、色つやが悪くなってしまいます。せっかく栽培栽培したのに残念な結果になるのは嫌ですからね。
堆肥を使用する際には注意点があります。
「種まきの2週間以上前に堆肥を畑に投入すること」
これは必ず守ってください。なぜなら、堆肥は畑でガス化するので、堆肥投入後すぐに種まきをすると、せっかく発芽した大根がガスで枯れてしまうからです。
続い化成肥料です。
元肥では化成8‐8‐8を使用します。
野菜栽培に必要な三大要素のチッ素(N)リン酸(P)カリ(k)が均等に入っているので、どの野菜にも使用できる万能肥料です。
化成肥料のみの投入だと、畑の成分バランスが崩れて作物の生育が悪くなる可能性があるため、堆肥と一緒に投入しましょう。
良好な生育のために堆肥で微量要素(ホウ素など)を補い、化成肥料で三大要素を補うイメージです。
余裕があれば、根部の肥大を促進するカリも投入するようにしましょう。
く溶性カリは、ゆっくり長く大根に吸収されるため、急な肥大による割れを低減することができます。
また、長く効くため、場合によっては肥料切れを起こさず追肥も不要になるかもしれません。
3.マルチ
肥料の投入が終わったらマルチの展張です。大根は必ずマルチを使用するようにしましょう。
春大根は2条か3条で栽培し、穴と穴の間隔は25cm~30cm程度のものを選びます。※穴と穴の間隔は穴の中心から次の穴の中心までの間隔のことを指します
余談ですが、一般的には黒マルチは雑草抑制の効果があり、透明マルチは地温を上げるが雑草が生えやすいイメージです。
家庭菜園では日々雑草管理が難しいと思い黒マルチを紹介しておりますが、種まきを寒い時期に行う場合は透明マルチも検討してみてください。
マルチを張ったら準備している種を1穴に2~3粒ずつ土中1~2cm程度に植えます。
最終的には1穴に1つになるように途中で間引きをしますが、数粒ずつ蒔くことで間引きした大根を間引き菜として食べることもできます。
間引きは勢いのある葉を残すようにしましょう。
4.農薬
次に農薬を準備します。
最初に農薬を使用の際は必ずラベルを読み、適正に使用してください。
登録が取れていない農薬を使用すると、人体に影響を与える可能性があるので、適正使用を必ずお願いします。
ここでは、大根に発生しやすい病害虫の紹介をします。
①アブラムシ
暖かくなると、アブラナ科には必ずアブラムシが発生します。
一度発生すると短いスパンで大量発生するため、非常に注意しなければなりません。
発見した場合は、アブラムシがたかっている葉の部分を取り、繁殖を防ぎましょう。
農薬で防除する場合は、種まきの際にダントツ粒剤を土壌混和します。
ダントツ粒剤は大根以外にも使用できる作物が多いため、持っておいて損はありません。
②アオムシ
アオムシなどの蝶々や蛾の幼虫は葉っぱを食べてしまいます。葉を食べられると光合成が十分にできなくなり、生育に甚大な影響を与えますので、必ず防除するように心がけましょう。
プレバソンフロアブルは大根以外にも使用できる作物が多く、農薬散布後に雨が降っても効果が落ちづらい特性があります。
③白さび病
葉に白い胞子が発生する病気です。
葉に被害は出るため、良好な生育に影響がでます。
菌による発病のため、白さび病を発見したら、すぐに発病部を畑以外の場所に捨てるようにしましょう。菌が土中にいると、再発の恐れがあります。
アミスター20フロアブルは大根の白さび病に効果がある他、様々な作物にも登録が取れている農薬です。
④軟腐病
軟腐病は文字通り、発病すると大根が腐っていく病気です。
高温多湿が続くと発生しやすい病気で、細菌が感染を引き起こさせるため、雨水などで畑中に広がっていく可能性がある病気です。
Zボルドーも様々な野菜の病気に登録のある農薬ですので、手元にあっても損はありません。
上記以外にも様々な病害虫が大根を襲ってきます。
適宜必要な防除を心がけるようにしましょう。
再三にはなりますが、農薬を使用する際は必ずラベルを読み、適正に使用しましょう。
以上、簡単に大根の作り方を紹介させていただきました!
他にも色んな方法で栽培している人はたくさんいるので、皆様にあった栽培方法を見つけてみてください。
ご覧いただきありがとうございました。
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