皆さんこんにちは!
ごきげんブログです。
突然ですが、家庭菜園を楽しむ中で欠かせない対比ですが、どれを選べばよいか分からなくなることはありませんか?
今回は堆肥の違いについてまとめてみたいと思います。
はじめに、堆肥は必ず完熟したものを使用しましょう。
完熟か判断する際には、黒色に近いものは完熟しているとイメージしてもらえればよいです。
なぜ、完熟したものを使用するかというと、未熟堆肥だと、畑で発酵し作物が補給するべき栄養素が堆肥を分解する方へ逃げてしまうからです。
また、未熟堆肥は発酵の際にガス化し、作物の生育に大きな影響を与えてしまいます。
さらに、害虫を呼び寄せてしまい、虫害や害虫から病気の蔓延も懸念されます。

鶏糞
鶏糞は三大要素の含有率がほかの堆肥と比較し高くなっており、特に窒素とリン酸が多く含まれていることが特徴です。
鶏糞は土壌をアルカリ性へ傾かせる作用があります。そのため、石灰との併用は土壌がアルカリ性へなりすぎるため避けるようにしましょう。
土壌改良としての効果は期待できず、肥料効果の持続期間も短いため、大量投入したくなりますが、ガス害や畑のバランスを崩してしまう恐れがあるため、適切な量を投入しましょう。
投入目安:1㎡あたり、300g~500g程度
・発酵鶏糞
一般的には元肥で使用します。
すでに発酵しているため、臭いが抑えられており、施肥後土壌に馴染むまでの1週間程度で種まきが可能です。
発酵鶏糞には即効性があります。
しかし、効果が切れるのも早いため、ネギなどの生育期間が長い作物の使用する際は、追肥も検討しましょう。
・乾燥鶏糞
発酵鶏糞と比較して、窒素が多く入っており、窒素系肥料としての使用が可能です。
乾燥鶏糞は熱風を当てて乾燥させているため、完熟していません。
種まきの1ヶ月~2ヶ月程度前には畑で土壌と混和させる必要があり、種まきから逆算して投入する必要があります。
畑で発酵した際に放出されるガスが、作物を枯らせてしまうため、必ず期間を空けガスを放出させてかえら種まきをしましょう。
ガスが放出する際に、近くの作物にも被害が出る可能性があるため、十分注意しましょう。
牛糞
牛糞堆肥には肥料成分が含まれておりますが、鶏糞や豚糞に比べると少なめです。
分解速度はゆっくり長く、微量要素が含まれているため、土壌改良としての効果は期待できますが、肥料成分は少ないため、繰り返し投入する必須があります。
生育期間が長い作物に向いている堆肥です。
投入目安:1㎡あたり2~3kg程度
馬糞
馬糞堆肥は動物性堆肥の中では1番土壌改良に向いていますが、肥料成分は1番少ない堆肥です。
窒素分は0に近く、肥料として使用する際は窒素が含まれているものを併用しましょう。
なぜ、土壌改良に向いているかというと、微生物が豊富に含まれており、土壌をフカフカにし畑の保水性と排水性を向上させてくれるからです。
投入目安:1㎡あたり2~3kg程度
豚糞
豚糞堆肥は鶏糞堆肥の次に肥料成分が含まれている即効性の堆肥です。
豚糞堆肥はリン酸を多く含んでおり、作物の初期生育向上の期待ができます。
豚糞には銅や亜鉛などの金属成分が含まれている可能性があり、金属成分が畑に蓄積されると生育障害を起こす場合があるため、使用を避ける方が多くなっております。
投入目安:1㎡あたり2~3kg程度
以上が各堆肥の違いです。
作物や畑の状態を考慮し、投入量や投入タイミングを変えていきましょう。
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